🔷小倉山 二尊教院華台寺
小倉山 二尊教院華台寺
通称 二尊院 天台宗延暦寺派
常寂光寺と同じ山号を持つ寺院、常寂光寺から北へ約100m
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総門
江戸時代の豪商 角倉了以が1613年に伏見城の薬医門を寄進、移築したとされる。
総門のところで拝観料を払い参道に入る。圧巻の直線は「紅葉(もみじ)の馬場」と呼ばれている。やはりこのあたりも11/22日は時期尚早のようだ。
半ばから、ゆるや~かな段があり少しずつ高みへ。自然と気持ちも引き締まってくる。
伽藍を取り囲む土塀に、立ち絡むようにもみじたちが色づいていた。美しい、ほんとに美しい・・
黒門
ここが広い境内に入る小さな門。すごく気に入ったエントランス
唐門 / 勅使門
小さな黒門の少し先にある。少々変則の配置になっている。
本堂
永正18年/1521年、三条西実隆によって再建されたとのこと。
二尊院住職が御所に行かれる折に使われていた籠。 意外と小さいな
手の届くような距離のところに
本尊の阿弥陀如来(左)と釈迦如来(右)の写真
二尊院はすべて撮影可、そして三脚もOKとのことだが、実物は少し距離があり暗く、確実なパネル写真を撮影した。右側は親鸞上人像。
wikiの解説が詳しい↓
本堂内から境内を見る
本堂から「小倉山」と書かれた後柏原天皇筆の唐門勅額が見える。
本堂北側の回廊に、いくつかの作品が展示されていた。手前は手水舎。
端の松〈のきばのまつ〉と定家の歌
志のばれむ ものともなしに 小倉山
軒端の松ぞ なれて久しき
藤原定家
わたしは小倉山のこの家の軒端の松よ。こうして立っているのに、あの人に思い慕われることもないまま。ずっとひとり待ち続けて久しいわ。
本堂の南側に茶室「御園亭/みそのてい」
後水尾天皇(1611~1629)の第五皇女、賀子内親王の御化粧間であったものを元禄10年に下賜されたもので、狩野永徳筆の腰張りがあるという(非公開)
九頭竜弁財天
総門(一番上の写真)に二尊院と並び掲げられているということは重きをおいたお堂のはず。
参考⊳九頭竜大社
法然上人廟へ上る。
案内図では湛空上人廟(たんくう)とあるのだがなぁ、現地では法然上人廟とあった。
法然上人廟
この場所から左手に進むと、百人一首の発祥の地藤原定家別荘「時雨亭/しぐれてい」の跡がある。
時雨亭は三箇所ある。常寂光寺、厭離庵/えんりあん、そしてここ二尊院。
一方右手の上には、ほとんどの人がここまでは来ないのか、塀で囲われた中にひっそりとしている。
土御門天皇、後嵯峨天皇、亀山天皇の分骨を安置する三帝陵があるとの表示。
三帝陵から北側の外周を下っていくと、しっかりと覆い屋に守られた「八社ノ宮(室町時代)」に来る。祭神は見事にオールスター↓
一番の賑わいを見せているのがやはり黒門前からトイレまでの場所。
神が降りたような色合いと枝ぶり、由緒正しいもみじや楓なんだろうな。11月22日でもまだ見頃にいよいよ差し掛かるかなぁという頃合いだった。
2011年11月22日 参拝
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