劇的な日の出の余韻のまま、朝の参拝に

ここ数ヶ月、元伊勢めぐりでなじみの豊受大神の祀られている神社を選ぶ

笑原神社  ●MAP

笑原神社①                         

西舞鶴の民家と民家の間にひっそりとたたずむ。 地元では「神明さん」と呼ばれ、もともとは後ろの山に御祭神が祀られていたという。 山の名前は「愛宕山」(呼び名は多く天香山・藤岡・矢原山・西山・舞鶴山などとも呼ばれることがある)

鳥居に付けられている神額には 『総社笶原魚居匏宮(そうじゃえばらまないよさのみや)』 と記されています。 そしてそれは清和天皇の書と言われており、笑原神社が魚居社(まないのやしろ)と呼ばれていたとされる根拠のひとつでもあり、またそれは元伊勢を主張する 証でもある。

元伊勢のドラマは前回の竹野神社でひと段落かと思いきや、この記事を書きつつ、この事実が判明したありさま。 簡単な下調べで旅をはじめるがゆえ、このようにあとで驚くことになる。 ≫笑原神社の概要

現在の笑原神社 の規模からすると、想像できないようなロマンが眠っていると主張する方もいる。 その方は愛宕山にも登られたようなので興味のある方は是非ご覧下さい。 ≫愛宕山の概要

 

笑原神社②

本殿を覆い隠すような建物、風化から守るためだろう。

この笑原神社のある紺屋町とは、元来染物屋が軒を並べる門前町だったという。 同町には「桔梗屋」の屋号を持つ染物屋があったと記録に残っている。 そう、明智光秀公もたびたび訪れたという。≫紺屋町の概要

ようするにこの愛宕山、笑原神社をなりわいとした、にぎわいのある門前町が想像できる。 舞鶴にはまた、細川幽斎という偉大な文化人もいたことも合わせて考えてみれば、なおさらであろう。 とにかく笑原神社をはじめ、この紺屋町には、言い換えれば愛宕山の麓には、どうりで神社や寺院が軒を並べているはずだ。

もう一度、笑原神社周辺から舞鶴の旅を計画してみる。 その前にもう一つの驚きを記しておこう

 

                  *

笑原神社から南に200mも行かないうちに、同じ愛宕山のふもとに立派な山寺ある。

山号を聞いてびっくり

『天香山・桂林寺』

あまのーかぐやま~ぁ だって~

どうなってるんだろ舞鶴 

桂林寺①

総門 何か武士の屋形みたい 

 

桂林寺②

 

桂林寺③

総門を入ってすぐ二層の仁王門(入母屋造) 1712年建立

 

桂林寺⑦

 

桂林寺⑧

龍に像、見事な彫り

 

桂林寺④

鐘楼堂 龍宮門とも言われる形式。 二階の中には細川家から寄贈された室町時代の梵鐘(ばんしょう)があるとのことだが、非公開のようですね。

 

桂林寺⑤

本堂

 

桂林寺⑥

苔むした灯篭、彫り物の形が 新井崎神社のもの と似ているなぁ

 

               * 

 

思いも寄らない展開に驚くと共に思うこと

歴史深きところに足を運ぶ楽しさと、心地よい緊張

そして遺物やそれらと自然との調和の美しさや、その土地にあるべき美味なるものに感動する

人々の表情、町の色... 

じっとしていてはもったいない

年に一度の催しとすれば、たかが人生80回の旅で終り

 

                平成22年10月19日 早朝参拝