旅の初日のお約束、宮津市役所に立ち寄ってガイドMAPをゲット、ついでにロビーで血圧を測り/笑 今日の予定を再確認、行動開始。

初日は、思いっきり歩くことにした。

🔷日本三景 天橋立



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古代の日本人は、この橋を、天と地を結ぶ橋が倒れたものと想像していた。

国をお生みになった大神、イザナギノミコトが、天にお通いになろうとして、橋を建立された。それで、アマノハシダテと呼ぶようになった。

その天に向かう橋は、神がお休みになっている間に倒れてしまったのだそうだ(丹後国風土記逸文)

そんなドラマチックな日本三景 天橋立をこの足で踏み歩き、五感で楽しむのだ。

全長約3.6km、幅20~170mの砂嘴でできた砂浜には、大小8,000本もの黒松が生い茂り、日本の名松百選にも選ばれている。

天橋立の端から端(文珠~府中)までは、徒歩で約1時間、自転車で約20分。天橋立の松の中には、大正天皇お手植えの松や昭和天皇お手植えの松も植わっている。


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👉ポイント
府中側↑の地図で言えば下側(↑の地図は府中側から書かれている)ここからだと駐車場も無料で空いている。

歩くと言っても往復で7.2kmに なるので覚悟の上、また与謝の海(宮津湾)側(↑の地図では左側になる)に出ると砂浜なので、ハイヒールは無用。 

四時半あたりから歩き始めた、少し速足で夜の宴のために少し運動も兼ねるのだ。

道中、主婦のウォーキング、運動部の学生のランニング、お年寄りの方の散歩、そして文殊側からのレンタサイクルのカップル達とすれ違う。

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府中からスタートしてすぐ右側、阿蘇海/内海を見る。湾には野田川が流入し、宮津湾とは狭い水路でのみつながる。 

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阿蘇海ごしに見えるあたりは岩滝あたり。内海だけに海面はおだやか。 

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羽衣の松ごしに宮津湾を見る。



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阿蘇海側にひっそりと石地蔵が 


🔹名水磯清水

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🔹天橋立神社/橋立明神

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橋立大明神とも呼ばれ、かつて近海を荒らした悪龍が文殊菩薩によって改心、善龍となり、後に「八大龍王(海神)」として祀られたと伝えられている。

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大砲! 

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🔹岩見重太郎仇討の場

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岩見重太郎仇討の場

この話は7月に訪れた福知山「毛原峠の袈裟斬り地蔵」へと繋がる。



ここまでくれば、もう文殊エリアまではあと少し。このあと二つの橋を渡り、日本三大文殊の知恩寺に参拝し、そして日没のタイミングで再度、来た道を引き返す。


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本来の観光なら、天橋立駅(北近畿タンゴ鉄道/KTR宮津線の駅/近畿の駅百選)で降りて、この看板を見てスタートする。




🔹大天橋

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この橋は回転しない。この橋から宮津湾側に見える朝日は絶品らしい。


🔹廻旋橋

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廻旋橋から天橋立運河(宮津方面)を見る。

文殊と天橋立を結ぶ橋、遊覧船/貨物船などの船舶を通すために中心部を軸に回転。この間(数分) 橋は通行不可となる。

いよいよ橋を渡り終えると文殊エリアだ。普段なら賑わいを見せる参道も夕刻のため涼しげだったな。


🔹智恩寺文殊堂

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黄金閣と称される山門は宮津市指定文化財。

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🔹智恩寺多宝塔

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重要文化財 室町時代 明応10年/1501年 こけら葺の高さ18.1m

丹後地方では唯一の室町時代の創建。塔内には大日如来坐像が安置されている。

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🔹本堂(文殊堂)

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本尊の文殊菩薩は、古来より秘仏とされ年に2回(1月10日の十日ゑびす、7月24日の文殊堂出船祭り)しか拝観できない。

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本堂(文殊堂)の真ん中に仲間が。居心地がいいのだろう。ここにいれば何かといいことがあるに決まっている。文殊菩薩様の智恵を頂いたのだろう。 


🔹霊木「文樹(もんじゅ)

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『 人生を智恵で飾る者に幸いが訪れる 』
いい言葉です。

天橋立観光船で、歩き始めた府中方面(一の宮)に帰る選択肢(片道520円)もあったのだが、歩くことにした。

曇りの日没の風景もなかなかオツなもので、海の上を歩いている想像なんかしながらの、折り返しの3.6km

⊳2020年追記
天橋立観光船 片道600円往復1000円になっている。
⊳2024年追記
天橋立観光船 片道700円往復1200円に

      

対岸までの長さ約3.6キロメートル。この道を挟んで、外海が与謝の海(宮津湾)内海が阿蘇の海と呼ぶ。

砂州に沿った与謝の海は天橋立海水浴場として夏の観光スポットで、一方龍が棲むと言われてきた静かな阿蘇の海は、漁業と渡り鳥のメッカだ。

砂州とは潮流・風や河川の運んだ土砂がたまってできる地形のことををいう。

道中は芭蕉、蕪村をはじめとする数々の句碑や、天皇陛下がご休息された場所などに作られた記念碑などが点在しているから楽しい

しっかりとまとめられた『天橋立を守る会』さんのサイトが抜群なので貼っておく。




🔹阿蘇の海/内海

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大天橋から龍が棲む内海、阿蘇の海を望む。ちょうどこの下で阿蘇の海と外海 与謝の海(宮津湾)の二つの海の水が混ざり合う。


🔹与謝の海/宮津湾

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橋からしばらく進んで今度は外海、与謝の海(宮津湾)を望む。シーズンには海水浴を楽しむ家族たちで賑わうのだろう。 


🔹与謝野寛 昌子句碑

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そっと寄り添うように二つの句碑

与謝野寛さん亡き後、傷心の晶子が天橋立を訪れたのが昭和15年。

そして残念なことに晶子は帰郷後発病し、以後旅をすることもなく昭和17年5月逝去。

最後の吟遊の旅が他でもなくここ天橋立であったのだ... 合掌

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ちょうど中間のところから阿蘇の海を見る。木々の葉たちと夕暮れ。 

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海面はほんとに穏やか 

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イネ科の草がいい感じに揺れている。曇りの夕日も悪くないものだな。 

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橋立内の道をライトが誘導してくれる。うるさくない間隔がいい。もう少し日が暮れたらもっと素敵かもしれない。

天橋立、日本三景といわれる所以の、有名な場所から観るのもいいだろうが、橋立内のいろんな場所から眺める、阿蘇の海、与謝の海も格別だった。

翌日に成相寺の展望台から全様を観る予定だけれど、じわーっとくる感動はどうも天橋立の中にあるような気がする。

このあとは汗を流して夜の宴としよう。丹後大宮の美人湯『小野小町温泉』に行く。

  2010年9月6日 逢魔が時


この日の行程MAP
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