飛鳥戸神社

先ほどの「杜本神社」から竹内街道を少し奈良側に戻る。 ここは羽曳野市飛鳥という。 

近くにある「河内ワイン」のぶどう畑だろうか、その一角に飛鳥戸神社はある。 極々、質素な、それでいて丁寧におまつりされている。 見かけよりも、この神を後々まで守り抜くといった心意気がひしひしと伝わってくる。

 

飛鳥戸神社①

 

飛鳥戸神社②

新しい狛犬は、杜本神社と同様に玉持ちと、子持ち?。  手水社の後ろの石垣は取り壊された「上ん田(ウエンダ)古墳群」の小円墳のものを利用したとあります。 やはり祖先の縁のものを大切に残しておいたということだろう。 なにか心地いいなぁ

 

飛鳥戸神社③

 

飛鳥戸神社④

小さな交流の場ともなっているだろう拝殿。 そこは引き戸が手前と、本殿に出るところにつけられている。 

この神社は、延喜式内の名神大社として現在の羽曳野市地域では最高の 神格を持つ社だった。 雄略天皇のとき百済から渡来して来てこの地に住み着いた百済王族の昆支王(こんきおう)を、その子孫の飛鳥戸造(あすかべのみやつ こ)一族が祭神として祭祀していた。そして今も丁寧に守り告がれているいい神社だ。

 

飛鳥戸神社⑤

飛鳥戸神社の本殿は、南面の一間社檜皮葺の流造りで、美しい姿を現在に留めている。 現在は素盞嗚命(スサノオのミコト)が祭神となっている。 が、これは、江戸時代に牛頭天王が祭神となっていたため、神仏分離の際に素盞嗚命に改めたという事実。 一方最新の情報では元々の昆支王(こんきおう)に戻されたという記事もあるが、いかがなものだろう。 まぁ、どちらにしても心の中には揺るぎない祖先信仰がすべてなのだ。 

 

飛鳥戸神社⑥

ところで、鳥居はというと...

166号線を奈良から下ってきて、飛鳥戸神社に行くには羽曳野市飛鳥で右側(北東)に折れるのだが、右折するとすぐのあたりに鳥居がある。 社殿まではざっと100m以上は離れている。 かつての飛鳥戸神社の規模が伺える一端だ。

 

               平成23年1月18日 参拝