かつてこの地には、高天寺という大寺があったという。行基が開き、鑑真和上も住職を兼ねたという格式の高い寺で、高天原一帯を寺地にするほどだったらしい。しかし、南北朝の戦乱で焼き払われ、やっとのこと一堂だけが残った。
🔹高野山真言宗 宝有山 高天寺橋本院
高 ...
2010年11月
11月の奈良 神と人の間の葛城その⑧ 神の住まう場所 高天原『高天彦神社』
『古事記』の日本神話と祝詞*に於ける天津神*の住まう場所「高天原」高天原諸説が現れる以前、江戸時代初頭までは、大和国葛城(御所市高天)が高天原とされていた。
いよいよその領域に足を踏み入れてみようと思う。⊳祝詞とは ⊳天津神とは
極楽寺の南にある北窪の集 ...
11月の奈良 神と人の間の葛城その⑦ 葛城王朝ここにあり!『極楽寺~ヒビキ遺跡』
吐田 極楽寺(はんだごくらくじ) 俗に言う「葛城の道コース」のちょうど中間地点、大和平野を見下ろす高台にある。
そしてその高台周辺はとてつもない場所だった!
吐田とは…領主吐田五郎国資の帰依を深く受けた当時は境内が五町八反、七堂伽藍を持ち吐田氏の菩提所として ...
11月の奈良 神と人の間の葛城その⑥ 村の4割の町屋が江戸~明治に建築『名柄村 中村家住宅ほか』
鴨氏の中から渡来人を束ねることのできる有能な人物が出た村「名柄村」。葛城の地の長江の曽都比古と云う人物がその人だ。長江とは長柄の事で、最終的に名柄となる。歴史は進み、藤原不比等の所領となるが、興福寺に寄進され後には幕府領となって金剛山登山口の宿場町となり ...
11月の奈良 神と人の間の葛城その⑤ 奇祭「汁かけ祭」の地「蛇穴(さらぎ)は大蛇が村を守る~龍神崇拝 野口神社
蛇穴と書いて「さらぎ」と読む。鴨都波神社から南へ約500mあたりにひっそりと「野口神社」はある。蛇穴の旧家野口家には、野口家と野口神社の由緒を記した家宝の絵巻物『野口大明神社記』には、「此御神を野口明神といふよしは、・・・御社は未申の端つ方となりて、則野辺の ...
11月の奈良 神と人の間の葛城その④ 古代大和の重要人物 ことしろぬしのみこと~元鴨か?鴨大明神 鴨都波神社(葛城五社)
日本最古の神社と言われる 三輪の「大神神社」の別宮で、俗に「鴨ノ宮」「下鴨社」とも呼ばれているのがここ「鴨都波神社(かもつばじんじゃ)」だ。ご祭神は宮中におまつりされている八つの神様のうちの一神で、大神神社の大国主命の子にあたるとされる「積羽八重事代主命」 ...
11月の奈良 神と人の間の葛城その③ 古代大和の重要人物「いちごんさん」が眠る葛城 一言主神社(葛城五社)
一言の願いであれば、何でも聞き届けてくださる神「いちごんさん」その総本社は葛城山麓 御所市森脇にある。
『葛城一言主神社』
手水舎は岩をくり抜いたタイプ
ご祭神は、一言主大神と幼武尊(わかたけのみこと)幼武尊(わかたけのみこと)とは雄略天皇を ...
11月の奈良 神と人の間の葛城その② 葛城で見る 飛鳥に昇る太陽~火の神と音楽の神 笛吹神社(葛城五社)
御所市で日の出を見たい葛城山への登山口、ロープウェイの乗り場付近に、見晴らしの良い空き地を発見
街の灯りがまだわかるくらいの時間、やはり今朝も雲が多い。ちょうどこのあたりの真東は飛鳥、そしてあの石舞台古墳あたりに繋がっている。
オレンジの光が広がり ...
11月の奈良 神と人の間の葛城その①『二上山を臨む千股池 そして戎湯』
二上山(にじょうざん)かつては「ふたかみやま」と呼ばれ古来より、雄岳・雌岳の間に日が沈む様子から神聖な山岳として、人々から崇められてきた。飛鳥の国から見た二上山の向こうは太子町、太古では黄泉の国とされ、実際に聖徳太子、推古天皇はじめ数々の墓や古墳がある。 ...
10月の京都 綾部~舞鶴 最終章 若狭富士 青葉山の中腹 『西国第29番札所 青葉山 松尾寺』
海は冠島、山は青葉山(若狭富士とも)それぞれを崇拝して、古き舞鶴の人たちは暮らしてきたというこの旅の最後の目的地、青葉山の西南の中腹にある寺青葉山 松尾寺 西国第29番札所へ向かう
JR小浜線 松尾寺駅
レトロなんだけれど新しい駅、車で駅からの「松尾寺はこちら ...
10月の京都 綾部~舞鶴その⑦ 大浦半島を行く 前篇『引揚記念公園~丹後一の古寺 多禰寺』
東舞鶴へ日の出を見た場所からすると、ちょうど対岸になる大浦半島を縦走する予定だ。国道27号線で海軍の基地の横を通り、赤煉瓦倉庫を見過ごして左折、府道21号を北上。府道21号に入ってすぐ右側に、ここにも愛宕山がある。西舞鶴の愛宕山から10km弱しかない。 さぁ、気持 ...
10月の京都 綾部~舞鶴その⑥ 日本古代史において重要な場所か? 紺屋町 笑原神社~天香山 桂林寺
劇的な日の出の余韻のまま、朝の参拝にここ数ヶ月、元伊勢めぐりでなじみの豊受大神の祀られている神社を選ぶ。
笑原神社 西舞鶴の民家と民家の間にひっそりとたたずむ。地元では「神明さん」と呼ばれ、もともとは後ろの山に御祭神が祀られていたという。山の名前は「愛宕山 ...
10月の京都 綾部~舞鶴その⑤ 舞鶴のたまらない日の出 県道601号線の奇跡
地図で 『自分>海>登る太陽』 と並ぶ場所を探した。舞鶴の日の出を見るのだ。なるべく、さっと行ける範囲内で見つけたい。朝食のコーヒーとサンドイッチは用意した
国道175を西へ、下福井を越えて右折(北へ)県道601をひた走る
「大君」というあたり まだ街の灯りが残 ...
10月の京都 綾部~舞鶴その④ レトロ銭湯と近畿百景第1位 『昭和湯~絶景舞鶴湾 五老岳公園』
君尾山の麓、南側から西側を抜ける山間ルートで東舞鶴に向う、県道51号だ。東舞鶴駅にあった観光案内所で夕日のスポットを聞くと『五老岳公園』 がいいと即答。
その前に 昭和湯でひと風呂。レトロな愛されるべき銭湯です。
旅の楽しみは「銭湯」にもある。湯につかって ...
10月の京都 綾部~舞鶴その③ 国宝仁王門を見る 『綾部 君尾山 光明寺』
安国寺をあとにして、国宝の仁王門を見るため、推古天皇の時代に聖徳太子が創建したと伝わる『光明寺』に向う。道中県道①号線はなかなかの癒しの道だった。山に、田、川そして古民家..好きだなこんな道を走るのは廃墟に何かアートを感じる
相当古い橋、名前は見るの忘れ ...
10月の京都 綾部~舞鶴その②『花と珍獣の福知山萩原~足利尊氏公菩提寺 安国寺|綾部』
福知山三俣の生野神社からさらに9号線をわずかに南へ、花の美しさと、何か惹かれるものがあって山郷に車を進めてみた。福知山 萩原
「芙蓉」の花が道沿いに
これもさりげなく「萩」
ホタル生息地もある。しっかりと山郷の良さを残している感がある。
萩原天満宮 ...
10月の京都 綾部~舞鶴その① 旅の安全祈願の神さま みてぐらはん『福知山 生野神社』
10月の舞鶴、このたびは18日、19日との2日間、福知山、綾部を通って舞鶴に入る。まずは旅の祈願として福知山 生野神社に参拝、この神社は通称「みてぐらはん」と呼ばれ、旅の安全祈願では鎌倉時代より有名というさて、舞鶴自動車道を福知山で降りて、9号線を少し戻る。堀越の ...
10月の京都 丹後半島を一周する 最終章 お勧めテラスと最強パワースポット再訪 『潮騒のテラス~元伊勢籠神社』
緊張と緩和の丹後半島一周の旅
はかなくも悲しい想いと、日が差すが如く喜ばしい感覚が交錯する。そんな場所がランダムに点在していた気がする。
旅は、もうあと一息でスタートの位置「宮津」につく。その前に昼食を取ろう。ネーミングが気になっていた場所 『丹後・海と星の ...
10月の京都 丹後半島を一周するその⑧ 不老不死のロマン徐福伝説は丹後が終着点『新井崎神社』
徐福伝説
2200年もの昔、中国は秦の始皇帝の時代、不老不死の薬を求めて、あるリーダーが一団を引き連れて航海に出たという歴史の教科書にもその名前はなぜか出てこない。そんな表向きには公表されないが、有名な伝説、そんな物語が丹後 新井崎に語り継がれている。新井崎 ...