橘諸兄。 井手町に行くことは橘諸兄公に逢いに行くと言うに等しい。 今や桜と合わせて井手町の観光目玉となっている「山吹」は元はといえば橘諸兄公のお手植えが発端だと言われている。
歴史的背景はこちらのコラムがよく分かる
夢の都「瓶原宮(みかのはらのみや)」恭仁京 ...
2011年04月
綴喜郡井手町 その⑤~ 『岩に刻まれた縁起の左馬~弥勒石仏』
井出町・上井手「左馬ふれあい公園」に数百トンの花崗岩に刻まれた半肉彫りの左り馬がある。
見事な立体感。 しゃがんで見上げる形で見ることが出来る
このような巨岩(駒岩)の右下にある。
元来はすぐ岩の左側を流れる玉川の左岸山腹にあった雨吹龍王祠(水 ...
綴喜郡井手町 その④~ 『井手の氏神・玉津岡神社』
地蔵禅院に隣接している「玉津岡神社」。 古くは椋本神社、八王子社と呼ばれていた。 井手の氏神である。 御祭神は庶民の足元を照らされる下照比賣命、配祀はその兄の味耜高彦根命、合祀は天兒屋根命、少彦名命、素盞嗚男命、菅原道眞公
一の鳥居は地蔵禅院の「二本の ...
綴喜郡井手町 その③~一本の桜と話す 後編 ~ 『名勝 地蔵禅院 しだれ櫻』
京都円山公園の枝垂れ桜は「一重白彼岸枝垂桜」(ひとえしろひがんしだれざくら)という品種で、初代の枝垂桜は1947年(昭和22年)に枯死したため、現在は2代目が植えられている。 その初代の枝垂桜と今から見る地蔵禅院の枝垂桜は兄弟となる。
樹齢284年(1727年 ...
綴喜郡井手町 その②~一本の桜と話す 中編 ~ 『小野妹子塚~まずは二柱のお世継ぎ桜と対面』
府道321号和束井手線を横断し北の山裾を登っていく。 道々の民家では即席の茶店が開かれていたり、道々に露店があって、歩くのが楽しい。
まっすぐに伸びる参道、この先に「地蔵禅院」「玉津岡神社」がある。 その前に、最初に現れるのが「小野小町塚」だ。
謎の ...
綴喜郡井手町 その①~一本の桜と話す 前編 ~ 『玉川沿い~椿坂』
京都府綴喜郡(つづきぐん)には二つの町がある。 桜と山吹の里「井手町」と、日本緑茶発祥の地「宇治田原町」だ。 今回はその類稀なる存在感と吸引力を放つ一本の桜を見るがための井手町への旅である。
町役場で観光MAP(さくらまつり案内マップ)をゲットし、すぐ裏から ...
勝間田と津山市 最終章~勝間田から備前への道中~『長福寺~和気・由加神社~閑谷学校の梅』
津山から一路、旧閑谷学校へ岡山を南北に縦断する途中、岡山県下最古の木造建築を美作市真神に見た。 鎌倉時代の弘安8年(1285年)建立の三重塔(国指定の重要文化財/国宝と記載する資料もある)がそれだ。 もっと古いのがありそうなものだがなぁ...
ずいぶんと遠 ...
勝間田と津山市 その⑨~ 城東町並保存地区・後編~『これが保存地区だ』
折り返し、出雲街道を西に向かう。
本家忠兵衛鎌製作所
すぐ真向かいは、緑繁る木と模様が美しい戸の家(旧梶村家住宅)。このあたりはNHK「あぐり」ロケ地。 通りの昔ながらの家は、道に面し、屋根が低くつくられている。 これは、この出雲街道を大名行列が通ったと ...
勝間田と津山市 その⑧~ 城東町並保存地区・中編~『津山城・鬼門鎮守と大橋以東の地主神・大隈神社』
大隈神社
寺下通りの中間あたりにある。 鶴山城鬼門守護として代々国主の崇敬特に厚く、大橋*以東の産土神として多くの人々に崇敬されている。 御祭神 大国主命 少彦名命 ≫津山まつり城東 大隅神社秋の大祭の模様
大橋*・・・津山城の東側に流れる宮川にかかる城下町へ ...
勝間田と津山市 その⑦~ 城東町並保存地区・前編~『寺下通りをゆく~千光寺ほか』
津山城・鶴山公園をあとに、城下の保存地区「城東町並保存地区」をすべて歩く計画。 登ってきた「元京町門」ではなく城の東側の「旭門」に向かう。 石段を降り宮川沿いに北上、スタート地点の真っ赤な「稲荷橋」へ。 千代稲荷神社がある。
津山情緒の「八出の花売り ...
勝間田と津山市 その⑥~ 『津山郊外の風景~津山城(鶴山公園)』
美作滝尾駅から市内に戻る途中、あえて農道を走った。 どの村だったか忘れたが、木彫りの地蔵様が置かれた交差点があった。
いつから置かれているのだろう?
石碑の破片のようなものを祀る祠があった。
時計が町中に置かれているのも、このあたりの特徴 ...
勝間田と津山市 その⑤~ 『奇跡の存続・築昭和3年・美作滝尾駅』
戦前に建築された古い木造平屋作りの駅舎は「男はつらいよ」シリーズの最終作となった「男はつらいよ 寅次郎紅の花」の冒頭のシーンに登場し、駅前には映画の撮影が行われたことを記念した碑も建てられている。2008年11月に登録有形文化財に登録された。
また、この駅は現在 ...
勝間田と津山市 その④~ 『美作国一ノ宮・中山神社』
現存の社殿は永禄2年に尼子晴久に
よって再建されたときのもので、入母屋造妻入の他地方には例を見ない「中山造」と呼ばれる構造となっており、大正3年(1914年)に国の重要文化財に指
定されている。境内正面入口の鳥居も「中山鳥居」と呼ばれる独特の構造である。 和銅6年 ...
勝間田と津山市 その③~津山を知ろう 『津山歴史民族館』
津山歴史民族館は古い教会をそのまま使っている。 館内には「森本慶三記念館」と「歴史民俗館」が同居。 ≫森本家とキリスト教図書館
この博物館でおおよその津山のことは知ることが出来る。 というわけで津山の町並みに興味が生まれ、翌日にたっぷりと歩くことになる ...
勝間田と津山市 その①~勝央町・勝間田 『栗柄神社~勝間田神社』
万葉集の第十六巻にこうある
『勝間田の 池は我れ知る 蓮なし しか言ふ君が 鬚なきごとし』 ≫解説 ≫参考
そして偶然にも岡山、出雲街道沿いに「勝間田」と言う町があり、かの森欄丸殿の弟・森忠政が築いた「津山城」の城下町に「勝間田町」がある。 とにかくそこに行っ ...
勝間田と津山市 その②~ 『国の名勝庭園・衆楽園~創業120年橋野食堂のホルモンうどん』
信長公の側近として本能寺において殉死した森 欄丸の弟が津山藩主となり、二代目藩主が築いたとされる。 現存しているのは当時の三分の一というも
ので、無料はありがたいが、先月に訪れた岡山市内の「後楽園」と比べては感動のレベルではない。 が、津山の歴史上、重要 ...
奈良・京都の県境のパワースポット 最終章~お水取りの起源・京都相楽郡 『笠置寺(かさぎでら)・後編』
ここ笠置寺では修行体験が行われている。 かつて、奈良時代に東大寺や興福寺のお坊さん達が、修行された所と同じ場所で修行の体験をすることができる。 ≫京都・笠置 自分探しの修行体験
その修行の場を歩いてみた
正月堂のすぐ脇から修行道に入る、この石組みは正月 ...