明治時代に入り皇国史観に基づき、日本各地で数々の寺が取り壊され、神社においても都合の悪い神々は新しい祭神へと鞍替えされた。 

この曽我の地にもその波は訪れ、同敷地内の普賢寺は廃寺になったが地元の住民の確固たる意思か、はたまた隠し隠しの偉業なのかはわからないが入鹿神社の名前は残っている。


🔷入鹿神社 橿原市小綱町/しょうこちょう


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人麻神社のある地黄町から真南に300mというところだろうか、ここからさらに桜井線の線路を越えて南に下ると観光地としても有名な「今井町」になる。 



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入鹿神社拝殿

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拝殿拝所の三角屋根の上には龍の瓦?が這っている。

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拝所から真正面本殿を見る。

祭神は蘇我入鹿とスサノオ。ご神体として蘇我入鹿の木造坐像がある。

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随神像の代わりに、板戸に随神さんの絵が描かれている。

⊳随神像とは 

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本殿向かって左手の境内社

稲荷神社(祭神倉稲魂神)
八幡神社(祭神誉田別命)
秋葉神社(難除けの神)

写真では二社しか写っていないが左手にもう一社ある。そして少しはなれたところの小さな池の脇に弁天様が祀られており合計4社となる。

この入鹿神社のある小綱町(しょうこちょう)には小綱で生まれた者が、多武峰へ参ると腹痛が起こるなど興味深い伝説がある。↓のリンク先参照。


入鹿神社の伝説

 

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かつての普賢寺から正蓮寺の管理となるまでの経緯は公式サイト↓にある。また、昭和30年の解体修理前の正蓮寺大日堂記録写真もたいへん貴重なものだ。 



解体修理前の正蓮寺大日堂記録写真 ↑


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大日堂の裏手にあった石碑 「明治天皇 遥拝所」

参考ブログ

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入鹿神社境内から南へすぐのところに正蓮寺はある。 

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このあたりを挟み込むように東西から国道24号線が北向きに2本でスタートする(天理市で一本に合流する)

西側の24号線の「橿原バイパス」曽我町交差点から東に来ればこの石標の場所に来る。

このまま東へ行けば八木町。そしてこの道の一つ南側のJR桜井線をなぞるように走る道が奈良と伊勢を結ぶ「初瀬街道」だ。

そして「橿原バイパス」曽我町交差点から西は「竹之内街道」となって大阪へと。見事に重要な場所に曽我の地はあるのである。

最後に入鹿神社、大日堂の充実した写真サイトをリンクしておく。↓ 



 
 2011年9月6日 参拝


蘇我の町を歩く2011.9.06行程MAP


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