🔷奥明日香

石舞台の少し先で左手「多武峰」右手「吉野」という三叉路に出る。

かつて持統天皇をはじめ数々の天皇が吉野 宮滝宮に行幸の際、歩かれた道を走ってみる。俗に言う「奥明日香」と言われる場所である。


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右折してすぐは「祝戸(いわいど)」という場所、このあたりから次の集落「稲淵」にかけて進行方向右手に見事な棚田が広がる。

写真⊵祝戸の棚田 
写真⊵稲淵の棚田

奥明日香には「綱掛神事(つなかけ神事/カンジョかけ神事)」と言われる興味深い伝統神事がある。

奥明日香の稲淵村とさらに2㎞上流の栢森(かやのもり)で毎年1月に同時に行われる。

旅 183
神事は、子孫繁栄と五穀豊穣を祈るとともに、悪疫が道と川を通って集落に侵入するのを防ぐ目的としたものだそうだ。

おもしろいのは稲淵側は 男縄を張り神事で、栢森側は女縄を張り仏式で行われる。

⊵綱掛神事(カンジョ掛神事)の模様



旅 264
稲淵村の入り口付近の「神所橋」にかかる男縄

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旅 182

旅 179

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万葉の時代からある「飛び石」

⊵飛鳥川(飛び石)

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橋のたもとに万葉句碑がある。すぐ傍に訳碑もある

明日香川 明日も渡らむ 石橋の 
遠き心は 思ほえぬかも
(巻11-2701) 

意味
明日香川を明日も渡って逢いに行きます。私の心は石橋のように飛び飛びじゃなくて、ず~っとあなたを思っていますよ。       

  

🔷飛鳥川上坐宇須多伎比売命神社
  あすかかわかみにいますうすたきひめのみこと--

しばらく明日香川沿いに走ると左手に強烈なインパクトの石段が見えてくる。

神秘的な、いや「来るな」とでも言わんばかりの閉鎖的な存在感とも取れる。それにしてもなんて長い名前なんだろ。

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旅 253
あまりの存在感。この石段は今年(2011年)の9月公開の映画「朱花(はねづ)の月」に登場する。



旅 249
社標、燈篭とも趣がある、確かに絵になる。 

旅 250
草木塔(そうもくとう)

草木の生命を人々の生活に取り入れるために採取したり、伐採したりした草木の霊を慰めようという思想から生まれたものと考えられている。 

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手水舎も石段の下にある 

旅 254
さぁ登ろう 

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石段が終われば苔むしたスロープ

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人が歩いた気配がまったくない

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鳥居が見えてきた 

旅 258
そして最期の石段 

旅 259
境内も草木が支配している。 

旅 262
祭神は本来一座であったが三座となったようだ、中央に宇須多伎比売命、右に神功皇后、左に応神天皇を配祀している。

拝殿の両横の社は、仁徳天皇社(祭神 仁徳天皇)と武内社(祭神 武内宿禰)

宇須多伎比売命、この神は記紀などの史料に登場せず、如何なる神であるかははっきりしないようだ。

両脇のお二人と仁徳天皇を祀ることで八幡神社の色が濃いかとは推測できるが。あと武内宿禰はそのころの天皇の側近中の側近。

旅 260
拝殿に向かって右側 

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拝殿に向かって左側 

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御神体は拝殿奥の神山で、原始的庶民信仰の祭祀形態を示すものだ。

有名なケースは三輪山をご神体とする大神神社がある。

人間は私一人、自然の一員として迎えてくれたのだろうか?

瑞々しい、清涼な空気を胸いっぱい吸い込もうと、深い深呼吸を数回、体の中から浄化していただきたいと願いながら。

神社を跡に少し走れば映画の舞台「栢森(かやのもり)」だ。 



🔷栢森(かやのもり)

旅 184
飛鳥川と県道15号を横切る「女綱」  

旅 183

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ちょうど栢森(かやのもり)の集落に入るところにこの案内板が立つ。奥明日香の中心的な場所なんだろう。

このあと栢森(かやのもり)の集落を車を停めてくまなく歩く予定だが、明日香から吉野宮滝宮への行幸の道が気になる・・・

少し走ってみるか、予定追加!というわけで吉野寸前まで行くことになった(笑)つづく

 2011年7月26日 奥明日香にて 


第4回 奈良 勝者と敗者の聖地7.26の行程


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