7月5日早朝は雨、スタートを遅らせて朝の散歩も中止、天候の様子を見ながら藤原氏の聖地「多武峯(とうのみね)」に向かう。

その途中「石舞台」を道を挟んだ丘の上のベンチに座って観る。ここ↓いいよ、お勧め。

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よーく見たら、石舞台って龍の頭に似ているなぁ。意識して造ったのかもしれない。

ここから少し東へ行くと三叉路に出る。左は多武峯、右は吉野方面。ちょうどそのあたりからだと石舞台の別の表情が見える。 

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多武峯から流れてくる冬野川(細川)の音は雨のあとだからか力強い。冬野川は石舞台古墳の南で飛鳥川右岸に注ぐ。


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三叉路には数台の車が停められるスペースがあるので、石舞台の周りを一周歩いてみた。そしてその後は一路、多武峯「談山神社」へ 

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途中道路沿いに現れる地蔵

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そして急勾配を快適に走れるバイパスを経て談山神社までは非常にスムーズだ。天気も良くなってきた。

売店の主人に教えていただいたのだが、最初に見えてくる駐車場に停めよう。乗用車は無料、そして無駄のない観光コースの起点でもある。

🔷 談山神社 前編 中編/後編



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歩くこと数分でまずは全山が見渡せる高台に出る。

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竹やぶを下ると紫陽花が咲き乱れている、天には青もみじ

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純白の紫陽花に朱の色の橋 

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橋を渡るとほどなく境内への入り口、そして天を覆いつくすようなもみじや楓の巨木に目を奪われる。

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受付のすぐ傍に「祓戸社」がある。

小さな堀があり赤い橋が架かっている。祓戸社の神は瀬織津比神(せおりつひめのかみ)が有名。

またそれに速開都比神(はやあきつひめのかみ)気吹戸主神(いぶきどぬしのかみ)速佐須良比神(はやさすらひめのかみ)の三柱を加えた、いわゆる祓戸四柱大神もよく見られる。

ここでは厄除割符なるもので厄を祓う。⊵割符とは 

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祓戸社を出て、真正面を向くと、立派な二つの祠の間に、堂々と聳え立つ大木に目が釘付けになった。

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突き当たりの石垣に目をやると、湧き水が流れている。手水舎も兼ねるのだろうが飲用にもできるようだ。

紫陽花がそっと添えられていて、なんともありがたい気持ちにさせてくれる。

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神廟拝所(旧講堂)

6月1日~7月31日までは「足の観音さま 特別公開~観音講まつり」が行われている。

秘仏 談峯如意輪観音像を目の前で見ることが出来る。境内に入り最初に目に付くのがその場所「神廟拝所(旧講堂)」だ。 

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天女の壁画

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秘仏 談峯如意輪観音像  

⊵秘仏 談峯如意輪観音像の写真たち

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右手の蚊帳のようなものの中に鎌足の御神像が祀られている。

元は飛鳥にあった藤原寺(とうげんじ/中臣寺とも)で祀られていたものを、廃仏毀釈の際にここに移されたそうだ。

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運慶の狛犬 

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三十六歌仙の絵




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神廟拝所の真向かいのお堂/総社拝殿の中の像が見える。 

何やら一風変わったいでたちに好奇心は騒ぎ出す

そしてこの神廟拝所と総社拝殿の間のスペースが「蹴鞠(けまり)の庭」という。 

⊳蹴鞠/けまりとは


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一本のご神木から彫られたと言う「福録寿大神」

七福神の一つ。道教で 強く希求される3種の願い、すなわち

🔹幸福
現代でいう漠然とした幸福全般のことではなく血のつながった実の子に恵まれること
🔹封禄
財産のこ と
🔹長寿
単なる長生きではなく健康を伴う長寿

の三徳を具現化したものである。

宋の道士天南星の化身や、南極星の化身(南極老人)とされ、七福神の寿老人と同体、異名の神とされることもある。 福禄人(ふくろくじん)とも言われる。~wikipediaより

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権殿のエリアに上がる石段の左手に神々しく流れ落ちる滝がある。

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瀧の左脇には閼伽井屋(あかいや)と呼ばれる祠がある。東大寺二月堂にもあったな 

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総社本殿

閼伽井屋を右手に見ながら進むと、談山神社内で一番古めかしい社が見える。受付のところから見えていた二つの社のうちの左手がそうだ。 

昔、本殿として使われていたからこんなに年期が入っているのだ。

さて次は、本殿修復中にてご神体が仮安置されている権殿、そして世界唯一の十三重の塔、拝殿内にてくつろいでの宝物拝観となる。


  2011年7月5日 秘仏拝観


続 奈良 勝者と敗者の聖地 明日香村編行程


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