今回の葛城・御所入りは、前回の見落とした場所と新たなスポットの二本立て。 

『九品寺(くほんじ)』 前回スルーしたスポットだ

 

SBCA0098
山門

 

SBCA0101
山門をくぐってすぐ左手に『観音十徳園』なる簡易西国三十三箇所めぐりがある。 

 

SBCA0103
入り口の植え込みに隠れるように狛犬が待機、外から見えないから、いきなり噛まれる感じ(笑)

SBCA0102

SBCA0104

こんな風に巡る。
  

SBCA0105

本道への石段


聖武天皇の詔りみことのりにより行基が開基というこの九品寺、行基ということで「法相宗」だったのだろうが、室町時代に浄土宗に改宗したという。

途中空海が中興されたとも言われているので真言宗の息もかかっているのだろう。

 

SBCA0107
手水社はシンプルな新しいもの

 

SBCA0108
境内に入りすぐ左手に鐘楼

 

SBCA0110
本堂 


御本尊は平安時代作の木造仏「阿弥陀如来坐像 (重文)」 

 

SBCA0111
千体石仏には本堂の右側から登っていく。ちょうど本堂裏。瓦が美しい。この屋根越しに大和三山を臨むことができる。

 

SBCA0112
このように一体で祀られたものや、数体並んだものとさまざまで、九品寺全体で合計1,500体とも、1,600体とも言われている。

 

SBCA0114
紅葉がまだ綺麗な遊歩道脇にもしっかりと石仏たち。  

 

SBCA0115
おー!千体石仏

この地は御所市檜原、ゆえに檜原氏が拠点だった。楢原氏は南北朝の戦いのとき、南朝に味方していた楠木正成公のため一族を引き連れて参戦しています。

その戦いに赴くとき、一族は身代わりのため石仏を彫って菩提寺だった九品寺に奉納したのが、いまに伝える千体石仏です。

 

SBCA0116
 

SBCA0117

SBCA0129

SBCA0128
階段の下の灯篭の上にはフクロウが。

 
SBCA0119

SBCA0120
階段をのぼって一際大きな観音様の足下の灯篭は、屋根が珍しい形、屋根だけが古い?

 

SBCA0121
千体石仏からさらに奥まったところに一体の観音さんが

 

SBCA0127
その一体の観音さんが見ていたのは紅葉と二色の椿

SBCA0131
鐘楼

SBCA0132
十徳園 池泉回遊式庭園 ⊳シーズンの庭園の様子

SBCA0133
不動明王

九品寺、同名の寺を園部にて記憶している。ちょっと気になったので、九品(くほん)という言葉の意味を調べてみた。 

中国では、人物や物の性質を分類したが、まずはじめに、上品(じょうぼん)中品(ちゅうぼん)下品(げぼん)の3つに大きく分け、これら一品ずつにまたそれぞれ上中下の三品があるとした。

浄土教では、衆生の機根の違いによって、同じ極楽浄土へ往生するにも、9つのパターンがあると『観無量寿経』に説かれている。またこれを九品往生ともいう。

ようするにしっかり勉強して高みを目指しなさいということか? 学校が3年刻みなのもここにルーツがあるのかもしれない。 

 

      2010年12月7日 参拝


二上山の裏と表 2010.12.07の行程MAP