前日8月15日の奈良での送り火のあとに、翌16日に京都の送り火を見る。 

旅の計画としては願ってもないものだ。日程を一日ずらせてくれていることに感謝しないといけない。

夕刻までの時間は未定にしていたので、昨夜寝るまでの間に計画を練った。キーワードは『この日(16日)にしかないもの』

結果「清水寺の千日詣」に行くことにした。そして、じっくりとメインエリアを拝観したあとは、隅々まで見るべくさらに奥へ足を進める

奥の宮からさらに南へ遊歩道が続く。一番端の折り返し地点あたりにごらんのようなシダの生えた山肌があった。このあたりへ行く人は極端に少ない。

旅 202
このようなシダが群生していたのが、奥宮からここまで歩いてくる途中の左手の山の斜面の上部にあたる場所で、約10mほどの長さに渡り生い茂ってい た。

地味だが一番気にいったと言ってもいいぐらいに見入ってしまった。斜面にはいろんな植物が植えてあり立入禁止となっている。 

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180度折り返しすぐ右側の石仏群。

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旅 205
不動明王様でしょうか、ろうそくは火を消して持って帰るようにと書いてある。  

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続いて大小の石標、祠が並んでいるエリアに入るが、ここはけっこう追いやられた感のある場所だった。

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留吉大明神 詳細不明

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彈力弁財天 



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音羽稲荷大明神 音羽は音羽山のことだな 

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稲荷社の祠の横にある「穴亀明神」は詳細不明

旅 207
高照弁財天

このエリアの一番端(北側)にある。高照姫命を想像したが、どうだろう。弁財天は、主に水の傍に祀られるので音羽の水を守護する意味なのだろうか? 金網で塞がれているのも違和感がある。

実に興味深い洞察、推測が大好きなサイトの記事を貼っておく↓




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何をおまつりしている? 一部を持ち去られたのか不ぞろいな五基。

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名所「音羽の滝」 ⊳境内のご案内

清水寺の開創の起源であり、寺名の由来となった瀧、神聖な場所。



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見事な芸術性、清水の舞台の足組みと青もみじ、美しい。

旅 215
ちょうど轟門の下にあたるところ、石垣がまるでお城のような規模だ。

ちょうどこのあたりに1994年に建立された「アルテイ・モレの碑」がある。⊳境内の案内



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延命阪

ここを登れば三重塔のあたりに出る

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1970年に京都府知事であった蜷川虎三が詠んだ句「道はただ一つ その道をゆく」

旅 218

十一重石塔 


清水寺の幕末秘話  勤王の志士を支えた漢(おとこ)たち。清水寺よだん堂おもしろい。

旅 219
十一重石塔前の池と背景に三重塔の先端を見る。このあと再度本堂まで進み、最古の縁結び社 地主神社に参拝する。



🔷地主神社/じしゅじんじゃ

旅 181
創建は日本建国以前の神代、現に境内の「恋占いの石」は縄文時代のものと判明している。

位置から見れば清水寺の本堂が地主神社の拝殿の位置にあるとも言える。 

⊳古代から信仰の中心 地主神社 
⊳地主神社の由来 


清水寺の本堂左手にある神社で、境内へはやや左に曲がりながら石段を登る。

江戸時代までは清水寺の鎮守社であった。大国主を主祭神とし、縁結びの神として若い女性やカップルに人気のスポットだ。

旅 183

旅 184
⊳人形祓い体験レポ① 
⊳体験レポ② 

旅 185
本殿前にあるこれが縄文時代からの石「恋占いの石」だ。

⊳恋占いの石 

旅 190
きらびやかな本殿

「縁」の文字の提灯がいい。写真には写っていないが本殿横には「祓戸社」がある。 

旅 187
境内の西側の「おかげ明神」

祠の左後ろに少しだけ見えているのがいのり杉(のろい杉)



旅 186
おかげ明神から北に少し「水かけ地蔵」がある。

どこもかしこも清潔できれいに掃除手入れがされていて気持ちいい。色も鮮やかな赤が基調で女の人に人気があるのが頷ける。

このすぐ右に「撫で大黒」と芸能上達社の「大田大神」が。

旅 188
清水寺の本堂を望む位置にある「地主桜」は一本の枝に八重と一重の花が一緒に咲く、珍しいもの。

⊳都をどりで咲いた地主桜

旅 189
⊳謡曲「田村」
⊳謡曲「熊野(ゆや)

旅 191
栗光稲荷大神/くりみついなり

旅 220
参拝を終えて寺をあとにするとき、仁王門の前の広場で尼さんが托鉢をされていた。僅かだけれどお布施をさせていただいた。

そのあと後ろに下がっ て写真を撮ろうと構えていたら、彼女は頂いたコインの向きを、ていねいにそろえていた! 背筋も伸ばしたままで。少し感動。

 ⊳托鉢とは      

清水寺を後に八坂の塔へ



旅 222
百日紅

旅 223
ベゴニア

旅 224
八坂の塔《重要文化財》

高さ49mで東寺、興福寺の五重塔に次ぐ高さをもつ「八坂の塔」は平安京遷都以前から存在した。

聖徳太子創建と言われ、度重なる火災にも「源頼朝」「足利義教」らに、その都度再建されてきた。

この日はスルーだったが、いま調べてびっくり、階段を二層目まで登ることもでき窓から京の町並みを眺望できるというのだ。覚えておこう。

旅 225

旅 226
 
  2011年8月16日  参拝


奈良と京都の送り火 8.16京都東山行程MAP


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