京田辺市の数箇所をめぐり枚方、茨木を抜けて神戸に戻ることにした。 

朝よりさんざん歩いたためかいつもより空腹感がある。京田辺市役所でゲットしたMAPにあった「普賢寺ふれあいの駅」に行ってみよう。

なにせこの道の駅らしき場所は京田辺市で一番盛大な朝市が開かれる場所だと言う。 

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ふれあいの友

屋号だろうか? とにかく朝ごはん400円。おにぎりと卵かけご飯が選べて、おかわりも出来る。なんてアットホームなんだろ。

働かれている方も地元の奥様方のようだし、行きなれた食堂のような気分に数秒でなれた。あったかいおでん一個60円!<値段は2011年当時の情報>


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こんな具合

店内の席もあったけれど、天気も良いしテラス、というより「外」のテーブル(パラソルあり)にて、目の前の桜と川を眺めながらゆっく りと朝食をいただき、もちろんおかわりも完食。 

150円の食後のコーヒーを飲みながら読書も楽しみ、ゆうに一時間はまったりと過ごした。旅の食事はこれに限る。 

まごころのこもった質素な食、幸せはそこにしっかりと、また十分にある。ただ京田辺という場所にあるのが悔やまれる。京都、奈良、大阪の真ん中にあるとはいえ、朝ごはんにここまでは来れないからなぁ。 


🔷息長山 観音寺
  国宝  十一面観音像



さて、しっかりと食べた後は国宝・十一面観音像を見る。

国宝の十一面観音像は日本に七体しかなく、さらに奈良時代のものはたった二体(あとの一体は奈良 聖林寺)なのだ。 

そしてここ京田辺にある観音寺にそのうちの一体がある。⊳観音寺の十一面観音像 

旅 177
ここ観音寺の菜の花畑はご覧のとおり。参道の桜が咲いたらまさに極楽浄土のごとき絵となる。 

旅 178
駐車場脇の鐘付堂と二月堂竹送り復活の地の碑。

あとでご住職に聞いたところ

お水取りとして親しまれている東大寺二月堂修二会の季節になると、寄進竹が街道筋の人々によってリレー式に運ばれる風習があったという。

しかし、こうした風習も時代の流れから忘れられ、途絶えてしまっていたが、昭和53年/1978年に地元有志がそのリレーを復活させた。

その後、昭和55年/1980年に「山城松明講」が設立され、現在まで毎年建国記念の日に行われている。

(説明文は京田辺観光協会HPより) 

⊳竹送りの様子の写真があるサイト

 

旅 179
真言宗智山派

最近参拝した笠置寺(相楽郡笠置町笠置)や二年前の年末に「踊り念仏」を見た六波羅蜜寺(京都市東山区轆轤町)なども同じ智山派だ。 





総本山は三十三間堂の前「智積院」



案内板にあるとおりこの観音寺(当時普賢寺)にゆかりの僧は義淵良弁実忠と、奈良時代のスーパースターたちである。 

旅 180
こちらの本堂に国宝・十一面観音像がある

国宝全7体のうち奈良時代のものはここ「観音寺」と奈良「聖林寺」の2体のみであるから見るべき観音像だ。

写真は撮れないので、じっくりとリンク先でその雄姿を見て欲しい。

⊳観音寺の十一面観音像 
⊳聖林寺の十一面観音像 

ご住職にお願いし、さっそく拝観をさせていただくことにした。

息のかかるほどの距離で観音像と対面し、そのまなざしを独り占めさせていただいた。 やさしくも力強く、穏やかでいて熱い魂を見ることが出来た気がする。

大変貴重な体験をしたものだと、今さまざまな文献を検索しながら、そう強く思う。

🔹世に通称「奈良のお水取り 修二会」とは

正しくは「十一面悔過(じゅういちめんけか)と いい、十一面観世音菩薩を本尊とし、「天下泰平(てんかたいへい)」「五穀豊穣(ごこくほうじょう)」「万民快楽(ばんみんけらく)」などを願って祈りを捧げ、人々に代わって懺悔(さんげ)の行を勤めるもの。

前行、本行をあわせてほぼ1ヶ月、準備期間を加えれば3ヶ月にも及ぶ大掛かりな法要なのだ。

旅 181
本堂脇に並べられた、勤めを終えたものであろう鬼瓦たち。作者はわからないが、丁寧な対応、感謝の表れだと思う。

 2011年4月5日 
 国宝十一面観音像 拝観


綴喜郡井手町 2011.4.5の行程MAP



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