🔷とこなげ山 千手寺

弘法大師 そう空海も亀岡に縁がある





空海が中国から帰国の折に港から「密教の教えを広めるのにふさわしいところへ飛んでいけ」と手にした独鈷/とっこ・宗教行事に使う両端の尖った短い棒 を日本に向かって投げた。

帰国後、春日大社にてお祈りをしていると春日明神が現れ「唐で投げた独鈷は、丹波国山内庄に止まっている。急いで行って千手観音を造立せよ、私が道を教えよう」とのお告げがあった。

お告げに従い丹波へ行くと白鹿が先に立って山の谷へと空海を導いた。 独鈷は松の枝に掛かって煌々と光を放っていた。 空海は早速千手観音を彫り安置したという。 

それ以来この寺は独狐投山 千手寺と呼ばれ、白鹿が案内したことからこの地を鹿谷と呼ぶようになったそうだ。(稗田野町鹿谷)

ただごとではない伝説を知って心は千手寺に数日前からあった。今回の亀岡入りはここ千手寺をはじめ、元伏見稲荷、元天満宮と好奇心が膨らみすぎて破裂しそうである。

前回6月にも参った、癌封じの薭田野神社/ひえだのじんじゃに参拝し、車を山手に走らせる。



国道周辺からは目印や案内板などは見かけなかったが、ひとつ道を入ると道標が現れた。 


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途中このようなブナや竹林の中を登る、鳥たちが集まるのか、バードウォッチングの一行とすれ違う。

ほどなく日陰から日当たりの良い場所に出る。見事な石段と山門が見えるなんとも穏やかな場所(空き地)に車を置いて、一歩外に出ると「なんともいえない心地よさ」を感じた、まさにかつて訪問した高野山、それ以上のものを感じた。 

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↑ここに車を停めた

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山門へ続く緑に囲まれた美しい石段。聞こえるのは鳥の声だけ。

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石段ともみじ 


🔹山門 

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愛宕大権現を祀る愛宕山の白雲寺の山門でしたが、明治時代の廃仏毀釈により、この千手寺に移築したもの。

▼白雲寺は廃絶、愛宕神社となり現在に至っている。



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🔹本堂と大銀杏 

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本尊
千住観音菩薩/目の観音

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ここに湧き出る水を「お香水」といい目の病に効くと伝えられている

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石段から見える亀岡市街 

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石段の中腹あたりに咲いていた小さな白い花。お気に入りの一枚。

伝説のインパクトだけで掴みは十分OKな千手寺だが、ほんとに素敵な場所だった。この日は他の参拝者もいなくて、貸しきり状態。

境内では、蝉は鳴いておらず、山際から湧き出す水のはじける音と、鳥たちのさえずりのみの世界。

しっかりと掃除された境内、石段に千手寺に関わる人たちの心意気が現れている。疲れたときや悲しいときに行きたくなる場所になりそうだ。

  2010年7月19日 参拝晴れ


この日の行程MAP