前回「近つ飛鳥」に来た折には「太子町」を中心に歩いた。今回はさらに河内の中心へと166号線を太子町から下っていくことにした。166号線とは「竹内街道」のことである。 

ここは駒ヶ谷あたり、羽曳野市の東部にあたり、現在の柏原市の南部(旧 国分村、玉手村)と合わせて古代では「飛鳥戸郡」と呼ばれた。 

そしてこのあたりを支配していたのは、百済からの渡来系『飛鳥戸氏』その中枢の場所を歩いてみた。


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羽曳野・八尾1.17-18 069
解説にある金剛輪寺は神宮寺として創建され、社僧により奉仕されたが、明治の神仏分離により廃寺となった。いまは金剛輪寺跡として見ることができるようだ。

羽曳野・八尾1.17-18 070

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鳥居をくぐり、竹林の参道を登っていく

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拝殿 

羽曳野・八尾1.17-18 077

祭神 経津主神(ふつぬしのかみ)とは

矢作忌寸(やはぎいみき)の忌寸(いみき)とは天武天皇が制定した「八色の姓(やくさのかばね)」の中の位の一つ。

(かばね)としては、真人、朝臣、宿禰、忌寸と上から4番目の位となる。忌寸は主に渡来系の氏族に与えられた。

羽曳野・八尾1.17-18 074
狛犬がサッカー

羽曳野・八尾1.17-18 075
こちら吽形は子持ち

ところで、有名な隼人石だがひとつは拝殿向かって右側にあったが、絵柄も分かりずらいものだった。そしてもうひとつは見当たらずじまい。

⊳隼人石 
⊳隼人石の写真たち  

自然石に彫りこまれた顔が獣、身体が人の「獣面人身像」明日香のキトラ古墳の壁面のものと同じような絵柄だという。渡来系の人たちが先祖をしのんで建てたのではなかろうかと言われている。

羽曳野・八尾1.17-18 078
本殿から右奥に祠が並ぶ。まずはなぜか質素な「藤原永手の墓」と長寿祈願「亀の石」

羽曳野・八尾1.17-18 078
維日谷稚宮(いびや若宮神社)

祭神
反正天皇=仁徳天皇の第三皇子
伊波別命(いわつくわけのみこと)
袁登賣命(おとめのみこと) 

この社の南300m程の日谷椎宮森と呼ばれた所から移したもので、この森は反正天皇の故事に因む近飛鳥(ちかつあすか) の名前の発祥の地と伝わる。

「近つ飛鳥」とは

反正天皇が、難波から大和の石上神宮に参向する途中で二泊した。その地を名付けるに、難波から近い方を「近つ飛鳥」遠い方を「遠つ飛鳥」と名付けたというもの。

羽曳野・八尾1.17-18 080
南木神社

創建年代不詳、正行が父正成の姿を刻みこの地に祭られたものと伝えられている。



羽曳野・八尾1.17-18 081
そして「大楠公御首塚」とある。 

新しい「くすのきの葉」が供えられていた。まぁ、確かなことは分からないけれど、楠公さんは河内の人たちにとってはヒーローだから... 

城のあった千早赤坂村からここまではそう遠くないので、このあたりに縁の地があってもおかしくはない。少し地味な気がするが、派手だと目立つからという考えもあるから、夢のままにしておきたい。

  2011年1月18日 参拝



近つ飛鳥 羽曳野と八尾 2011.1.17-18の行程MAP


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