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金剛證寺 標高555m朝熊ヶ岳ルートの約2.4k地点
から見た伊勢湾。 この2kほど先に目的の朝熊岳金剛證寺がある。 「お伊勢参らば朝熊をかけよ、朝熊かけねば片参り」と昔から言われるように、神宮の鬼門を守る寺である。 

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ひとまず記しておくことがある
伊勢の多くの家で見かけたのが注連縄(しめ縄)
伊勢地方では一年をとおして注連縄を飾るのが一般的だという
他にもあるかもしれないが市内某所で三種類を見ることができた

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「蘇民将来子孫家門」とある。 スサノオ伝説、神戸の西区や明石での旅で見て以来、しばらくはいろいろ調べたものだ。 ここに来て再登場である。 


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こちらは笑門とある。 
蘇民将来子孫家門を縮めた「将門」(しょうもん)が平将門に通じるのを嫌って「笑門」(しょうもん)になったといわれている。


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こちらは「陽光子」とある。 
陽光子友の会という宗教団体のものらしい

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外宮から近鉄電車で三つ目の無人駅「朝熊(あさま)」で降りる。 標高555m、朝熊ヶ岳に登る。 というのも目的の金剛證寺がほぼ頂上にある。 車でも行けるのだが伊勢志摩スカイラインを通らなければ駄目で、そうなれば通行料1220円、割引券をプリントアウトしても980円もかかってしまう。 ここは一つ弾丸登山といくことにした。



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朝熊駅を降りて案内板で確認し歩くこと数分で登山口(数台の駐車場有)につく。 


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このような大小の石が入り混じった登山道。 ところどころ前面に苔がある場所もあり注意が必要だ。


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中間地点あたりだろう、昔のケーブルカー跡をまたぐ橋がありそこから見た伊勢湾。


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内宮から登ってくる宇治岳道と合流する朝熊峠からの眺め、約2.4km地点。


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朝熊峠に立っていた二つの解説板は、かつての賑わいを想像させる。


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スズメバチ恐ろしい


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金剛證寺の境内と奥の院との間に降り立つ。 


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経塚とは


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鳥居を越えてすぐ左手に覆い屋付のお墓と仏様


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芭蕉は生涯伊勢に6度訪れたといわれています。 敬愛する西行法師、俳諧の祖である荒木田守武神主ゆかりの地である伊勢は、芭蕉にとって憧れの土地。 上の歌は「笈(おい)の小文」の旅の時、貞亨5年(1688)に読まれたもの。


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この先に最長8mにも及ぶ卒塔婆の一群がある。 詳細はこちらのサイトが◎

近隣では、朝熊山は死者の魂の行く場として考えられていた。 江戸時代以降、朝熊山の付近では宗派を問わず、葬儀の後に金剛證寺奥の院に卒塔婆を立て、供養を行うことが習わしとなる。 俗に言う「岳参り」「岳詣(たけもうで)」である。


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一瞬にして神秘な気分になる光景、石垣の上に屋根! そしてそこから流れ出る溝。 よく古井戸に屋根をつけておく感じだろうか? 何か水脈のような気もする。


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明星天子とは

登山道から来たため、境内の真ん中あたりから歩き出している。 


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本堂「摩尼殿」 国の重要文化財

摩尼殿は慶長年間に火事によって消失したが、1609年に姫路の城主である池田輝政によって再建され、そののち、徳川五代将軍綱吉の母柱昌院によって改修され、今に至る。 御本尊は日本三大虚空蔵菩薩の一つ。20年に一度、伊勢神宮が式年遷宮を迎える翌年にご開帳される。 ということは来年
平成26年ということだな。


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摩尼殿の左脇に建つ「求聞納堂」

このお堂は求聞持法を修行するお堂で、代々の住職が明治時代まで修行したという。 その方法は口伝とされていた。 ≫求聞持法とは


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摩尼殿前の石段を下りる


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石段を下り左手に仏足石


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本尊 矢負地蔵尊 鎌倉時代作・国重文 徳川五代将軍綱吉の母柱昌院寄進。


仏足石の向かいにあるこの古い地蔵堂には、身代わり地蔵またの名を矢負地蔵と呼ばれる木造地蔵尊が安置されていた。 現在は宝物殿に収蔵。 鎌倉初期の永享元年 (1430)、元は朝熊岳金剛證寺二世高岳文徳禅師が創立した与楽院のご本尊であったといわれている。 人の姿で、信者の身代わりとなって人々の苦難を救うため に矢を負われ苦難を救う。


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開祖「大師堂」


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雨宝堂


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に王門 昭和54年(1979年)の再建。

登山道から境内の真ん中に降り立ったため参拝順が逆行になっているが、あえてそのまま記録しておく。


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この方はきっと柱昌院さん


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どなた?


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山門 車で来るとここからのスタートとなる。 ここでUターン。 再度境内に向かう。


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写真には写っていないが、この連珠橋の手前には鳥居があり、神仏習合の当時を思わせる。


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本堂への石段前にミニの三重塔、五重塔、そして後ろに開山堂。


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伊勢参りの歴史の上で重要な役割りを担う金剛證寺。 春から初夏にかけて睡蓮が美しいとのこと。  内宮のしょうぶと合わせて見れる時期に来るというのは素敵かもしれない。



                 平成25年11月11日 参拝