🔷和田神社
地下鉄湾岸線和田岬駅2番出口北へ徒歩2分。そこに「和田神社」がある。
元来の神域は、ここから東南に800mの海岸にあり「蛭子の森」と呼ばれていた。今の三菱造船、和田岬砲台に近いあたりだろうとされている。⊳移転前の和田神社の写真
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駐車場は無料で、かつての鳥居は関西一の石鳥居があったが、平成7年の阪神淡路大震災にて倒壊。現在の赤鳥居は平成8年11月に造営された。
⊳かつての大鳥居の写真

大きな石の上に立つ和田神社縁起
祭神
元は「蛭子大神」
そして清盛公の時代に安芸の宮島より市柿嶋姫大神を勧請
徳川の時代になり天御中主大神を主神とした。
▼和田神社の歴史

由緒の裏のたわわに実をつけた橘


境内への境界、左手に社務所


与謝蕪村の句碑
蕪村はかつて二度にわたり、和田神社の社務所にあたる「隣松院」にて俳諧の会を催している。
隣松院は徳川家茂、勝海舟など数々の名士たちが集い語らった歴史的な場所だ。
⊳移転前の和田神社の写真


左手には埴輪が立ち並ぶ、そしてその奥が隣松院。



埴輪たちの先にご神木「影向松(ようごのまつ)」がある。根元には和田宮の神様のお使いである白蛇の人形が。
⊳和田宮の白蛇伝説<巴塚参照>


まっすぐ歩いてきて右手に拝殿がある。海を向いている

蛇と琵琶



狛犬は力強い立派な容姿

拝殿内にも大きな白蛇の額がある。
真正面には龍の額、右手には埴輪の馬の額、神馬の額と掲げられていた。

拝殿の両脇にはたつの醤油が

境内の目立つところにある神馬。
鞍のところにあるのは、御朱印にもあるようなので和田神社の神紋だろう。紋の名前は不明。

馬の南側にある囲みの中は祓い社。岩をご神体としているようだ。

拝殿に向かって左手に歩いてみると琵琶を持つ弁天様に出会う。⊳境内案内
ここを含め「清盛七弁天」は有名だ(あと兵庫七福神というのもある)弁天像の横は結界が張られていて、奥には宝物庫らしき建物が見えた。


「台所の神」と呼ばれている秋葉神社。8月にはここで燃えている火を消火する『鎮火の儀』が行われる。⊳鎮火の儀の写真 ⊳境内案内
祭神は
佐田比古神(さだひこのかみ)(方除の神様)
忌火産霊神(かぐつちのかみ)(台所の神様)
天宇受賣命(あめのうずめのみこと)(芸能の神様)
大宮能?神(おおみやのめのかみ)(和平の神様)


オールスター

宮比社の祠の前に置かれている旧大鳥居の神額。


境内の南西の隅に神社には見慣れない塔?鉾?が建っている。密教に見られるもののような気がする。 祭りで使われるのだろうか。

上部には「結綿紋」と楠公さんで有名な「菊水紋」逆向きの菊水紋は?

先端につけるであろう部分が下に置かれていたから、相当な高さになる。

反対側のデザイン、上部の文字は「大正」?

倒壊した灯篭などが置かれている、無造作だが無碍にはできない。

そして南門。港から歩いて来られるのであればこの門を通る、そして拝殿までは一直線だ。⊳境内案内

扉にはやはり結綿紋

神紋の結綿はかつての貿易との関連かもしれない。*この鳥居とは2枚前↑の写真の奥に見える石の鳥居のこと。


高倉稲荷神社
祭神は倉稲魂神、猿田彦命、大宮女命とある。⊳境内案内

稲荷社の拝所の右端にいらっしゃるのは不動明王?

稲荷社の左手には白蛇の人形塚がある

和田神社を調べるにあたり、改めて神戸、兵庫津の歴史深さを思い知ることになった。
蛭子神が淡路より最初に上陸した港、最澄が唐から帰国して上陸した港、法然が讃岐に流された港、一遍上人が最後を向かえた観音堂のある港、そして清盛公。
ここ和田神社に加えて兵庫にある「生田神社」「長田神社」そして少し離れるが「広田神社」となぜか「田」のつく神社が多い気がする。偶然だろうか?
兵庫は武器の倉庫「つわものぐら」、神戸は神の戸、日本古代の神宮皇后ゆかりの地が多いことからやはり何かの意味があるのだろう。歴史のジグソーパズルはなかなかおもしろいものだ。
2012年4月9日

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